3畳まなびスペース

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高校世界史教科書への挑戦

ここ1ヶ月くらい山川出版社の『詳説世界史B』を読むことに挑戦していました。

6月5日から読み始めて7月2日に読み終わりました!
教科書1冊を読み切ることができるのか、自分にとっては挑戦でした。
なんとか読み終わったことに達成感というより「ほっとした」というのが正直なところです。

文字を追っていくことにかなり集中したので、内容を理解できてないところが沢山あります。
内容を理解することについては2周目に読み方を考えて改めて挑戦したいと思っています。

『詳説世界史』を読もうと思ったきっかけ

きっかけは図書館で借りた『市民のための世界史』でした。

ネットで歴史勉強におすすめされていたので、
地元の図書館で借りて読んでみました。
本の最初に「大学の新入生向け」と書かれていたので、実際に読んでみると今まで読んできた世界史の通史の本とは違い、歴史の細かい箇所の説明は省かれていました。
そのため高校で習う世界史が頭の中に入っている方向けの本だということが分かりました。

『市民のための世界史』をいつか読むために高校世界史の教科書に対する理解が必要と思い、『詳説世界史』を読むことにしました。

歴史の教科書的なものを避けていた

今までは意図的に教科書のような本は避けていました。
自分が歴史の勉強を始めようと思ったきっかけは「情報の歴史21」という本です。

この本は「世界同時年表」ということで先史時代から現代までの情報に関する項目が年表として載っています。

この本を読めば歴史に詳しくなれると思い、読んでみましたが素人考えでした。
情報量が多過ぎて、処理が追いつかず最初の章で挫折してしまいました。
今まで歴史を学んでこなかった自分では年表の項目が「情報の羅列」としか認識することができなってしまいました。
この挫折で自分の中では「考えなしで歴史を学ぶこと」はダメだとわかりました。
そのため歴史を学ぶためにまずは「歴史を馴染ませよう」と思い、前に勉強方法を考えてみました。

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『詳説世界史』を読むのを助けてくれたコト

情報量の多い本に挫折した自分が教科書を読み終わることができるか不安だったので、対策をすることにしました。

ラーニングログをつける

『詳説世界史』を読むために「ラーニングログ」というものを作りました。
本の目次の項目とページ数をエクセルで表にすることで自分が読んだ箇所をチェックできるものです。

ラーニングログは『独学大全』という本を参考にしました。
勉強をするためのいろいろな技法が載っていて、参考にすることが多いです。

ラーニングログが良かったのは自分が読み終わったページが一目でわかることです。
読んだページをマーキングしていくことで、着実に進んでいることが分かりモチベーションの継続につながりました。
また読み終わったところは記録しているので、今回読み終えられなくても、将来また読もうと考えたとき、ここまでは読んだというメモになってくれれば良いと考えました。

 

できるだけ決まった時間に読む

読むことを生活習慣に組み込んで、継続しやすくすることを考えました。
今回は「夜お風呂から上がって寝る前に読む」と決めました。
同時に余裕がある時は他の時間も読んでよいこと、どうしても読めない時は読まないことも決めました。
ガチガチにルールを決めることは避けたいと思いました。

実際に試してみて、読む時間を決めたことは考えていたよりも効果的でした。
時間を決めたことで1日少しづつですが読み進めることができました。
また、その時間は「詳説世界史」を読むという優先順位が自分のなかで生まれ、他の本を読んだり、ゲームをやってしまうという横やりを防ぐことにつながりました。

 

歴史を馴染ませたことが支えてくれた

『詳説世界史』を読んでいて、ところどころ「他の本で読んだ」や「Podcastで聞いた」というところがありました。
2月から毎日なんらかの歴史のコンテンツに触れるようにしてきました。
いろいろなコンテンツに触れたことでうっすら断片的に歴史の知識が蓄積されているのだと思います。
「他の媒体で触れたことがある」というのは『詳説世界史』を読んでいく中で、知らないことばかりではないと感じて支えになりました。

最後に

高校の世界史の教科書である『詳説世界史』をなんとか読み終わることができてひと安心です。
ただ内容を理解できたとは言い難いので、理解できるように読んでいくためにはどうするかを考えようと思います。

読んでいく中で思ったことがいくつかありました。

・教科書は世界史の要約で、授業や資料などで要約を展開していっている?
・授業って本来はとっても重要かもしれない?
・日本の歴史教科書は表現などニュースになるが、海外の世界史はどう語られているのか?

など、いろいろ思うことがありました。
また2周目に挑戦したいと思います。