歴史を勉強し始めて、現在は「歴史を身体に馴染ませる」ために色々なコンテンツな触れています。
「歴史を身体に馴染ませる」という考えになったきっけが『コテンラジオ』という歴史を学べる音声コンテンツでした。
それまでは歴史を勉強するためには本を読む=文字を読むという固定観念がありました。
コテンラジオを聞いたことで音でも歴史が勉強できることを知りました。
その経験から色々なコンテンツで歴史を学びたいと思い、今回は歴史をマンガで読んでみようと思いました。
『漫画版 世界の歴史』全10巻セットを購入
今回買ったのは集英社文庫版の『漫画版 世界の歴史』です。
世界の歴史関連のマンガの中でいちばん安かったので選びました。
ローマから東西冷戦までの時代、事件、人物について描かれています。
各巻の構成は以下になります
- ペルシア帝国とローマ帝国
- 三国志と唐の繁栄
- 十字軍とイスラームモンゴル帝国と世界の交流
- モンゴル帝国と世界の交流
- ルネサンスと絶対主義
- フランス革命と産業革命
- アメリカ建国と清王朝
- 帝国主義と第一次世界大戦
- ロシア革命と第二次世界大戦
- パレスチナ問題と東西冷戦
マンガだから気軽に読める
読んでみて一番良かったのはマンガということで、気軽に読めたことです。
文章で書かれた本を読もうと思うと、タイミングによってはハードルが高い時があります。
内容もエピソードで分かれているので、読み始めやすく途中で中断しやすかったです。
実際に10巻全巻読むのにかかった時間は、ビジネス書を約2冊分読み終えるくらいの時間でした。
解説もあるので情報量としてはかなり多かったのですがかなりのスピードで読み終えることが出来ました。
歴史を逆から読んでみる
今回ははじめてのこころみとして逆のじゅんばん、10巻から読み始めて1巻までという順番で読んでみました。
他の歴史の本を読んだ時に、古い時代のことを読んでも時代が古いためうまくイメージができないため、実際にあったことではなく「フィクション」と考えてしまうことがありました。
そのため自分に身近な現代から読んでいき遡っていった方が、頭に入りやすいのではないかと考えました。
今回読んだ『漫画版 世界の歴史』は短いエピソードの集まりという印象を受けました。
また1巻1巻で情報が完結しているので10巻から読み始めて遡っていっても違和感なく読むことができました。
実際に逆に読んでみて自分の生きている時代に近いので、身近に感じることができました。
しかし近代はかなり世界でも関連する地域が広くなり、国も統廃合がすすむため、複雑に絡み合ってそもそも理解するのが難しいことが理解できました。
絵柄に差があるため頭に入るのに差がある
マンガということで気軽に読めたのですが、良いことばかりではありませんでした。
10巻分とマンガのボリュームが多いため、色々な作家さんがマンガを書いています。
そのため同じ巻でも急に絵柄が変わるということがありました。
その中には自分が苦手な絵柄の作家さんもありました。
苦手な絵柄だと読んでも頭の中に入りづらいと感じる時がありました。
文字の本なら最初に読んで文体が問題なければ、そのまま読むことができます。
普段読むマンガもひとりの作家さんが描いているので、絵柄が気に入れば余程のことがないと読むことができます。
10巻分というかなりのボリュームがあるマンガならではの問題だと思いました。
最後に
今回『漫画版 世界の歴史』を読んで学んだことは
・マンガだと手軽に読める
・歴史のエピソードとしていろいろなことを知ることができた
・マンガの絵柄によっては頭に入りづらくなってしまう
でした。
今回読んだ集英社文庫版との差を知るために、他の会社から出版されている歴史マンガも試しに読んでみたいと考えています。