3畳まなびスペース

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『一気にわかる世界史』で世界史の流れを学ぶ

『一気にわかる世界史』を読み終わりました!
自分なりの歴史の勉強方法を以前まとめました。
その時に歴史の流れをおおよそ理解するために選んだ本です。

歴史初心者が考える歴史の勉強方法(スタート編) - 3畳まなびスペース

この本を読んだきっかけ

はてなブログで歴史系のブログを探していて、秋田総一郎さんの『そういち総研』にたどりつきました。
歴史に関してたくさん記事を掲載されており、少しづつ読ませていただいています。
ブログ内で著作である『一気にわかる世界史』紹介されていました。
ブログ内でも「15分で読む・初心者のための世界史まとめ 5000年の大きな流れを短時間で見わたす」という記事を書かれており、本でもコンパクトにまとめて流れを理解しやすいのではないかと考え読んでみました。

一気にわかる世界史

 

「繁栄の移り変わり」で流れを見ていく

どういった流れで世界を見ていけば良いのか?
この本で説明されている世界史の流れの掴み方は「繁栄の移り変わり」で見ていくということです。
当時繁栄の中心となった箇所を見ていくことで、古代から現代までの流れを説明しています。
現在でいうと「覇権国家」でしょうか?
世界史の流れを把握したいと考えて、最初に読んだ本『いちばんシンプルな世界の歴史』を元に世界史の流れをまとめてみようと試してみたことがあります。

しかし国、地域、文化、制度、宗教、人など、世界史で取り上げられている事柄がたくさんあり、想像以上に難しいことが分かり、一時ストップしています。
その時に歴史の流れを把握するのに「どこを選んで見るのか」が大切なのではないか?と考えました。
この本に書かれている「繁栄の移り変わり」で流れを知るというのは一つの答えだと思いました。
古代から繁栄の流れは

 西アジアの時代→ギリシアの時代→ローマの時代→イスラムの時代→イタリアとスペインの時代→オランダの時代→イギリスの時代→アメリカの時代

という流れで繁栄が移り変わってきたと書かれています。

今までさまざまな要素が入り乱れて理解しにくいと思っていた世界史の流れが整理されて理解しやすくなりました。
ただそれでもイスラムなど、単純に国が中心というわけではないためすぐに理解するのは難しいです。

繁栄が移る時の「となり・となり」の法則

「繁栄の移り変わり」という視点とともに「となり・となり」の法則ということが書かれています。
繁栄の中心が移り変わる時にいきなり別の地域にうつるわけではない。
繁栄の影響を受けた「となり」に繁栄がうつるという考えです。
古代の「西アジアの時代→ギリシアの時代→ローマの時代」という移り変わりは地域が近いため理解しやいです。
今までそういった視点をもったことがなかったので、ぱっと出て繁栄したのだと考え違いをしていました。
「となり・となり」の法則を知ることで繁栄がうつる範囲を限定して捉えることができるようになりそうです。
ただ大航海時代に入り世界中に移動できるようになると海を隔てて影響力を持つことになったり、アメリカの方に影響が移ったりしています。
ざっくりとした世界史の流れ以外にも、もっと小さな範囲で歴史を見た時も応用が効く考え方だと思いました。

最後に

この本から学んだことは

・世界の流れを繁栄の中心の移り変わりでみる
・繁栄はとなりに移っていく

一度読んでの感想でした。
他にも歴史について興味深い視点で書かれていたのでぜひ再読したいです。