3畳まなびスペース

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読了は1年後『366日の世界遺産』でゆっくり世界遺産について学ぶ

先日買った『366日の世界遺産』を読んでいます。
日付とともにその日の世界遺産が写真とともに1ページで紹介されています。
1日1ページという情報量が隙間にちょうど良いのと、毎日新たな世界遺産を学べるというのがモチベーションにつながっています。
まだ読書中ですが自分の中で考えていたより良かったので記事にさせていただくことにしました。

 

 

この本を購入したきっかけ

歴史を勉強し始めてから、実際に歴史的な展示を見にってみようと考え、東京国立博物館で開催された「イスラーム王朝とムスリムの世界」と特別展「ポンペイ」へ行きました。
歴史をあまり知らない自分でも展示を見るとなんとなく凄さが伝わってきました。
それから、今でも残っている歴史的なモノについて知りたいと思いました。
図書館で歴史の本を探している時に、世界遺産の本もたくさんあることに気がつきました。
よくよく考えてみれば世界遺産も現代に残っている歴史的なものになります。
世界遺産としてどんなものがあるか知りたいと考えました。
しかしその時思ったのは、世界遺産の本を借りるのは落ち着いてからにしようと考えました。
購入した歴史の本、図書館で借りた歴史の本、その他のジャンルの本を読んでいる中で、世界遺産の本は「いつか読もう」くらいの優先順位でした。
そんな時『366日の世界遺産』に出会いました。
東京国立博物館のミュージアムショップで買ったのですが、歴史関連の本がたくさん置いてあります。
書店や図書館の歴史コーナーともまた違った雰囲気で置かれている本を眺めるだけでも楽しいです。
本を眺めている中で『366日の世界遺産』を見つけました。
「1日1ページ」なら隙間時間で読めるのでは?と考えました。
内容も1日1ページ写真と説明があるという形式で良さそうだったので購入しました。

 

1日1ページというメリット

1日1ページならおよそ5分くらいで読むことができるので負荷にはなりません。
実際に夜寝る前にその日に書かれている内容を読みます。
かといって内容が薄いということはなく、写真もあるため頭にも入りやすいです。
さらに時間に余裕がある時は、書かれている説明を抜粋してメモを取ったりしています。
どうしても忙しくて読めない日については、その日の世界遺産は諦めて飛ばしています。
もうひとつのメリットは「1日1つ確実に学びがある」ということです。
今まで生活してきて学ぶことはたくさんありました。
ただそれは毎日確実にあるわけではありません。
それが毎日1つの世界遺産について確実に学べるのはすごいことだと思いました。
本を読もうというモチベーションにつながり、仕事から帰ってから読むのが楽しみになりました。

 

既存の歴史の知識との相乗効果

歴史の勉強をし始めて少し蓄えられてきた知識との相乗効果が生まれる時があります。
「あー、ここはこの前本で読んだことがある」というように感じることがあります。
例えば2月12日はイランにある「ペルセポリス」の遺跡が紹介されています。写真はクセルクセス門が載っています。
「ペルセポリス」はアケメネス朝ペルシアのダレイオス1世が築いた年ですが、アレクサンドロス大王に無血開城した後に焼き払われました。
アレクサンドロス大王について本で読み、そこでペルセポリスのことも読みました。
ただ文章で読んだだで、頭の中にとくにイメージがあるわけではありませんでした。
それが世界遺産としての現在の写真を見ることで、2000年以上の時の流れであったり、当時の技術だったりを感じました。
そこから実際に「昔あった都市」という実感が湧きました。
自分の中の少ない歴史に対する知識でも、つながるところがあると単純に嬉しいです。
そして写真のビジュアル的な効果もあり、理解が深まります。

 

最後に

『366日の世界遺産』は2月11日から読み始めたので、読了は約1年後です。
今まで本というものは「速く読める方が良い」と考えていました。
この本をと出会って1年かけて読む本も良いと思えるようになりました。
これは歴史を勉強して自分のなかで変化したところだと感じています。
しかし366の世界遺産が取り上げられていますが、2019年で世界遺産の登録数は1121件になるとのこと。
残りの世界遺産についていつか本格的に調べなければいけない時が来るのが確実です。

とりあえずは『366日の世界遺産』で1年かけてゆっくり学んでいこうと思います。