3畳まなびスペース

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歴史を理解するのに地図の知識も必要『地図でスッと頭に入る世界史』

歴史を学び始めて図書館だけでなく、本屋の歴史コーナーに立ち寄ってどんな本が置いてあるか見るようになりました。
いろいろな切り口の歴史の本がならんでいて「そういう切り口があったのか!」と驚くことも沢山あります。
本屋で歴史コーナーを見ていて、地図をメインとした切り口の本があることを知りました。
一度読んでみたいと思い、いちばんやさしそうな『地図でスッと頭に入る世界史』を選びました。

 

本を読んで学んだこと

地図を理解するのに地図の知識が必要

本のキャッチコピーは「要点3つ+図解で脳裏に焼きつく!」です。
一つの項目に、図解として地図とポイントが3つ、簡単な解説が載っています。
解説はわかりやすく歴史初心者の自分でもすらすら読むことができる内容でした。
しかし肝心の地図について理解できていないことに気がつきました。

今まで読んだ歴史の本は、文章が主体で図が補助として入っているものがほとんどでした。
『地図でスッと頭に入る世界史』は地図が主体のため、地図をよくみることになります。
地図を見て説明を読みとこうと思った時に理解できず、「自分の中に載っている地図に対応する地図の知識がない」ことに気がつきました。
歴史を勉強していると理解するためにはいろいろな知識が必要だと感じています。
今回改めて歴史を理解するために地図の知識が必要なことがわかりました。
地図の知識がない自分でもなんとか内容を理解したいと思い、世界地図を見ながら本を読むことを思いつきました。

資料を読みながら本を読む大切さ

今回2種類の世界地図を用意しました。
1つめは『新版 下敷き(世界)』です。

新版 下敷き (世界)

新版 下敷き (世界)

  • 東京カートグラフィック
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下敷きにしたのはできるだけコンパクトなものにして、本を読みながらさっと取り出して見れるよう考えたからです。
実際に本を読んだ時に下敷きを取り出して、現在のどのあたりかを確認しながら読み進んでいました。
使いやすいのですが欠点がありました。
コンパクトなため地図の方に国名が入っておらず、代わりに番号が振ってあります。
裏面に国名と国家と番号が入っていて、表面の地図の番号と対応する国を探さないといけないため国名がわかるのに探さなければならず少し手間でした。

2つめは『ほぼ日のアースボール』です。
小さい地球儀で国名など何も入っていません。
スマートフォンのアプリと連動することで国名が確認できるのはもちろん、世界中の雨、気温、雲の様子など今の地球が見ることができる多機能な地球儀です。

機能の他にも世界地図を球体で確認するのも大事と思い購入しました。
実際にほぼ日のアースボールで地図を確認しながら読んでいくと、球体ということで今までにない感覚になりました。
他にも調べた国で他にもいろいろな情報を見ることができて楽しめました。

欠点は予想通り、アプリを起動する必要があるためすぐ地図が確認できないというところがありました。

すぐに取り出せる下敷きと、じっくり他の情報をみることができるアースボールを使い分けながら読みました。
自分に不足している知識を資料として参照しながら本を読む大切さを知りました。

地図という表現で今までと違う視点で見れた

今回地図の資料をみることで今までにない視点で見ることができました。
一番印象に残ったのはアメリカ南北戦争と第二次世界大戦後の冷戦の説明です。
南北戦争はどの州が北軍と南軍に分かれて戦ったのか地図で色分けして載っていました。
南北戦争は歴史の本で出てきましたが、今までどの州が戦ったという説明に出会ったことがありませんでした。
具体的な州が分かったことで南北戦争について新たな見方が加わりました。
もう一つは・東西冷戦の説明です。
東西冷戦時にどの国が東と西側の陣営に分かれたのか地図に色分けして載っています。
今まで冷戦と聞いて漠然と二つの陣営に分かれたとしか認識していませんでした。
しかし具体的にどの国が東西どの陣営になったか確認することができました。

歴史のまとめ方の参考になった

『地図でスッと頭に入る世界史』というタイトルから、頭に入ることを期待しましたが、地図の知識が無かったため残念ながら頭に入りませんでした。
ただこの本の「要点3つ+図解で脳裏に焼きつく!」というまとめ方は読みやすいと思いました。
今はまだ歴史に馴染むために本を読むだけでまとめなどしていません。
自分で歴史を理解しようとした時に自分で歴史をまとめ直す必要があると感じています。
しかしどうまとめて良いのか良い考えがあまり無かったのですが、今回ような方法が自分で歴史をまとめる時に参考になると思いました。
自分で歴史をまとめる時に試してみたいと思います。

最後に

地図もいろいろな表現があり、文章ではわかりづらいことが理解しやすくなることを知ったので、いろいろな視点や資料で歴史を学ぶことが大切だと改めて思いました。
また地図による説明を理解するために自分に地図の知識が必要ということわかり自分の知識のなさとそれを補うために資料を用意する大切さを知りました。

今後歴史の本を読んでいく時に活かしていきたいです。