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ほとんど絵画の知識はありませんが『メトロポリンタン美術館展』に行ってきました

2022年4月9日(土)国立新美術館で開催されている『メトロポリタン展 西洋絵画の500年』を見に行ってきました。
今回は妻と二人で行きました。
自分は絵画については歴史、作品、画家などほとんど分からないという状態です。
絵画に対する興味がうすいため、絵画を見てもほんとに絵面を少しだけしか見ません。
反面、妻は絵画をじっくりと見るタイプです。
妻と一緒に行けば自分も絵画をじっくりと見ることができると考えて、一緒に行ってもらうことにしました。

met.exhn.jp

 

メトロポリタン展を見に行こうと思ったきっかけ

『メトロポリタン展 西洋絵画の500年』はタイトル通り絵画の展示です。
自分は絵画の知識がほとんど無いため、最初は見に行っても得るものは少ないと思っていました。
歴史を勉強し始めたことがきっかけで、歴史的なものを見たいと思い、以前東京国立博物館で開催されていた『イスラーム王朝とムスリムの世界』と特別展『ポンペイ』へ行きました。
その時に海外の歴史的な展示を日本で見ることができる機会はなかなか無いと分かりました。
アメリカのメトロポリタン美術館収蔵の絵画が見ることができる機会もなかなか無いと考え見に行くことにしました。
また雑誌Penでメトロポリタン美術館の特集を読んで、メトロポリタン美術館のすごさを知ったので展示を見てみたいと思いました。

 

いざメトロポリタン美術館展へ〜入場まで〜

当日朝に電車で乃木坂まで行きました。
国立新美術館は乃木坂駅から直結していてアクセスがとても便利でした。
天気も良く、天候の心配をすることがなく行くことができました。
9時40分頃、乃木坂駅に到着して国立新美術館に入りました。
以前行った東京国立博物館の二つの展示は外で待ったので今回も外で並んで時間まで待つと思っていました。
行ってみたら普通に美術館に入ることができました。
並んでいたのは美術館内の展示室の入り口の前でした。
自分も妻と一緒に並び開始の10時まで待ちました。
朝一番の回でしたが、かなりの人数が並んでいて展示の人気を感じました。

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展示全体の感想

今回の『メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年』はタイトル通り、15世紀前半から19世紀末の絵画が展示されていました。
メトロポリタン美術館の「ヨーロッパ絵画部門」の約2500点の所蔵品のうち65点が日本に来ています。
そのうち46点は日本初公開とのことでした。

展示自体はコロナ対策で予約入場になっているため、一つの絵画に対し展示が見えなくなるほどの混雑はありませんでした。
絵画と絵画の間もスペースがあり、人が固まって混雑してしまうこともほとんどありませんでした。
一時的に混んでいた絵画も少し待つと人が減りすぐに見ることができました。
どの絵画も比較的ゆったりとそして間近に展示を見ることができました。

モチーフも様々なものがありました。
宗教画、神話の一場面、人物、風景、当時の人々の様子などいろいろなモチーフの絵画が展示されていました。
時代ごとに3つのカテゴリに分けて展示がされていました。
・信仰とルネサンス
・絶対主義と啓蒙主義の時代
・革命と人々のための芸術

時代の流れによって絵画に求められるものが変化し、モチーフも変わっていくのを感じることのできる展示でした。

 

何百年前の絵画が見られることに驚く

展示を見て一番驚いたのは何百年前に描かれた絵画を実際にこの目で見ることができたことです。
展示されていた絵画はカンヴァスに描かれた油彩画がほとんどでした。
一部に板に描かれた油彩の作品や、テンペラという手法で描かれた絵画もありました。
テンペラという手法は初めて聞きました。
油彩は何百年も保つものだと今回初めて知りました。

ただ帰ってから調べてわかったのですが、油絵具自体は何百年も持つのですが、コーティングと絵の描かれている材質によっては、何百年も持たないということでした。
定期的なメンテナンスが欠かせないそうです。
何百年前の絵画を自分が見ることができるのは、後世に残そうとする努力の結果だということを感じました。

最後に

何百年までの絵画がこの目で見られることに驚きました。
今回は携帯を使用したらダメということでDynalistにメモをすることができませんでした。
その代わりに一緒に行った妻にできるだけ絵画を見て感じたことを言うようにしました。

妻の絵画をよく見るテンポに合わせて絵画を見たので、ひとつひとつの作品をじっくりみることができました。
絵の歴史的な凄さは全然わからなかったのですが見た目の上手さだけでなく、油彩の絵凹凸感やなぜこのモチーフが選ばれたのかなど、普段は考えないことを考えてながら見ることができました。

最初は絵画は興味が薄いので見に行かなく良いと思いましたが、実際に見たらいろいろと学ぶことがありました。
今後は選り好みせず絵画も歴史的なものがあれば積極的に見に行きたいと思います。