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雑誌「Pen」で学ぶ『メトロポリタン美術館』

メトロポリタン美術館展が国立新美術館で2月9日から開催されています。
自分は通勤途中の電車の乗り換えの時に駅のポスターで知りました。

met.exhn.jp


東京国立博物館で開催された2件の展示を見に行ってから「世界にある歴史的なものを知りたい」「日本に世界の歴史的なものがくるのは貴重」という考えが芽生えました。
そのため今回の展示も貴重な機会なのでぜひ見に行きたいと考えています。
ちょうど雑誌「Pen」3月号がメトロポリタン美術館の特集だったので読んでみようと思いました。

 

メトロポリタン美術館について

アメリカニューヨーク州にある美術館。
通称 THE MET(メット)
毎週水曜日休館日
入場料は一般25ドル
1870年創立。1880年に現在のセントラルパークに移る。
収蔵品は約200万点。収集家たちの寄贈、潤沢な資金による購入、探検隊の派遣でもたらされた考古遺品などで構成されている。
展示品を19部門に分けて管理・展示されている。

Penを読む前のメトロポリタン美術館の知識

・名前は聞いたことあるけどどこにあるのかは知らない
・NHKのみんなの歌で題材になった
・歌でエジプトが出てきたのでエジプトの歌がある

名前は聞いたことがありました。
しかし具体的にどこにあるのか?や、どんな品があるのかはほとんど知りませんでした。
今回の国立新美術館展も絵画しか来ないということで、絵がメインの美術館なのかと思っていました。
まったくの勘違いでした。お恥ずかしいです。。

国が運営に関わっていない美術館

規模が大きい博物館は国が運営に関わっているイメージがありました。
しかしメトロポリタン美術館は違いました。
「評議委員会の運営する私設の非営利法人」とのことです。
収蔵品のほとんどが、寄贈や寄付による資金で購入されたとのこと。
寄贈者は「ドナー」と呼ばれており、自分でも聞いたことがあるロックフェラー家もサポーターらしいです。
アメリカでは「成功した人が次代を育てる」という考え方があり、教育機関への寄付が盛んだそうです。

絵だけではない収蔵品

絵だけだと思っていたメトロポリタン美術館ですが、そんなことはありませんでした。
200万点の収蔵品はエジプト、ギリシア・ローマ、イスラム、中世美術や、ヨーロッパ絵画、アメリカ絵画・彫刻、オセアニア・アフリカ美術、工芸、服飾、楽器、写真・素描・版画、武具・甲冑など19部門に分けて管理・展示されているとのことです。
日本の東京国立博物館が、約11万6000点の収蔵品なので約17倍の収蔵品量になります。
展示品で驚いたのはPenに載っていた古代エジプトの「デンドゥール神殿」。
高さ8メートルを超える神殿の門が展示されています。
これにはびっくりしました。
日本美術の所蔵も約2万3000点あるそうで、貴重な品がみることができるそうです。
また服飾の展示もしていることからファッションショーなども開かれているとのことで、自分の抱いていた美術館・博物館のイメージと大分違うことがわかりました。

日本に来ているのはほんの一部の作品

開催中のメトロポリタン展には65点の作品が展示されています。
メトロポリタン美術館のヨーロッパ絵画部門に絞って2500点余りの作品があります。
ほんの一部の作品しか日本に来ていないことがわかりました。
ただ日本初公開の作品46点があります。
残念なのは自分があまり絵画に詳しくないため、貴重さがわからないことでしょうか?

最後に

海外の歴史的な作品が来るのは貴重な機会なので国立新美術館で開催中の『メトロポリタン美術館展』へぜひ行きたいと考えています。
しかしメトロポリタン美術館を調べて見てその規模の大きさ、収蔵品の幅広さ、量の多さなど本当に驚きました。
Penに載っている中でもぜひ見てみたい作品がたくさんありました。
日本でみることができるの貴重な機会と思いつつも日本にいては一生見れない歴史的な作品もあることが理解できて少し残念です。

今回Penのメトロポリタン美術館特集を読むことで色々な気づきがありました。
動画コンテンツなども紹介されていたのでぜひ見てみたいと思います。
他にも各国にある美術館・博物館のこともあまり詳しくはないので、有名なところは良い機会なので調べてみたいと思っています。